天の元后喜びたまえ(高田三郎)
Kyrie(モーツァルト、Kv.90)
いつくしみと愛(高田三郎)
Zigeunerleben(シューマン、op.29-3)
ここ最近、ガウディウムでは新しい曲に取り組み始めています。
今日も新たに、Zigeunerleben に取り組み始めました。
『流浪の民』という表題で日本語の歌詞で歌われることも多い曲です。
しかし、私達はロマン派ガチ勢ですから、当然ドイツ語!
初見に近いメンバーもいるので、一通り譜読みを進めました。
ガウディウムの譜読みはパート練習とかはせず、全員でとりあえずイキナリ歌っていきます。
階名読みで歌い進めて、どんどん音を取っていきます。時々、ちょっと引っかかるところだけ鍵盤でサポートして調整。
それで何となくは一旦、歌えた風になりました。歌い継がれている人気曲だけあって歌いやすい曲ですね。
活動3年目に入り、私達も「今初めての曲でも何となくそれっぽく」ができるようになってきたのかもしれません。
今日は指揮者からも「おぉ!それっぽい」というお褒めの?言葉をいただきました(笑)
そのまま勢いに乗って、歌詞も入れました。
指揮者から丁寧に一つずつ発音のレクチャーがあり、リズム読みを経て、音に詞を載せていきます。
ここで、指揮者から、今日のポイントとなるアドバイスがありました。
どういう事かと言うと、カタカナだけでなく、ひらがなとか、文字の大小とかも駆使し、語尾が子音で終わる時はそこだけアルファベットを使うとかで、可能な限り元の発音を自分なりに表現して記録するという事です。
これは、目からウロコでした。
「カタカナでメモるな!」ということはよく言われますが、「じゃあどうしたらエエねん」の方法として、『色々まぜこぜで何とか表現する』というアプローチ。
あらゆる要素を駆使して発音の『自分なりの印象』を文字情報として残すことで、かなり変わるということを体感しました。
3年を経ても、未だにこういうエッセンスが頻繁に登場するのがガウディウムの練習の楽しいところですね。
さて、実は私、大学で第二外国語でドイツ語を選択して以来、ずーっとドイツ語に苦手意識があったりするのですが、
今日の練習は
『ドイツ語メッチャ楽しい!!』
ってなりました。
指揮者の「ウムラウト」の発音指導が自分的に楽しくて、いままで一番しっくりきた感じだったのです。
『先生の口元のモノマネしてたら何かできた気がする』みたいな楽しさ。わかりますかね?(笑)
そしてまた、民族風の音楽の感じにドイツ語の音がすごくマッチしてる気がして、『声に出して言いたいドイツ語』みたいになって、帰りの電車の中でもちょっと口ずさんでしまうくらいにドハマリしました。
ドイツ語の発音を音に乗せるのがすごく楽しかった練習でした。
ドイツ語楽しい!
(by テノール 内声スキー)