本年度の最初の本番となる第56回兵庫県合唱祭出演日当日の事前練習です。
演奏予定楽曲は、「にじ色の魚」(木下牧子)とミュージカル『ラ・マンチャの男』からの「見果てぬ夢」の2曲。
「にじ色の魚」は、昨年の夏に差し掛かるころから練習し始めたア・カペラの楽曲。木下牧子特有のハーモニーとその移行の仕方が特徴的で、なかなかバッチリとはハモリにくい曲ですが、ピッチの微調整はもちろん、ふさわしい音質・音色を主宰の石原先生、コンサートミストレスの村上果さんの指導のもとに積み上げてきました。また、何を表現すべきか、したいのか、を考えるために、歩き回ったり、手の動作を加えて歌ってみたりといった練習も取り入れ、詩・音楽の表現のイメージを膨らませなるなど、技術面とともに表現面についても、かなり突っ込んで長い期間にわたり練習してきたと思います。
「見果てぬ夢」の方は、コンサートミストレスの村上さんによる新編曲のピアノ伴奏付きの楽曲。2月の関西合唱フェスティバル出演以降に取り組み始めた曲です。主宰の石原先生のソロを主体にバックコーラスの役割の部分と、間奏的な部分は合唱が主体的に音楽を運んでいくことが必要な部分との役割の違いを認識する必要があります。指揮者がいないので、ピアノが指揮者の役割、合唱側のアンサンブル力が問われます。
さて、そんな2曲を携えて迎えた合唱祭当日。ガウディウムのメンバーには、別の合唱団やオーケストラなどにも参加しているメンバーが多く、合唱祭当日も、他団の本番と重なっているメンバーや、仕事の入っているメンバーがおり、全員揃ってのオンステはできませんでした。しかし、一緒に練習して積み上げてきたものを、オンステできないメンバーの分もステージ上で発揮してこようという意気込みをもって臨みました。事前練習も、合唱祭掛け持ちのメンバーが出入りするようなことになりましたが、お互いにコミュニケーション良く補い合って、ステージ上の動きの段取りなどを確認しながら、最終調整をしました。
そして本番は、いたみホールへ。
本番の様子と録音はこちらから。
(by バス べっちー)