ウォーミングアップはいつも通り入念に。内容は多岐に渡るが、特に以下の3点は常に意識を求められる。今日も頭脳と耳を全開にして取り組んだ。
・母音の移行で声質が変わらないようにする
・音程が上下すると適した声の出し方は変化するので常に先読みして準備する
・和音で発声練習する場合は、自分の声がその和音の中で他の人のためになるように考える
声と耳の感覚ができたところで前半の曲の練習へ。前週に引き続きシューマンの曲集を順番に。
今日は通しはしなかったものの、イントネーションや音運びの注意点、語尾子音の徹底など、細部の詰めを中心に練習した。
特に語尾子音は、次の単語が子音で始まる場合にもきちんと続けて発音をしなければならず、注意が必要。
そんな中、「eins davon」という2語を続けて言うときの先生のご指導。
「菅田将暉、でいい。」
なるほど、結果的に適切に聞こえればいいわけなので、手段は色々あるものだ、と感心しているうちに曲集全てをさらいきって前半の練習を終了。
後半も前週に引き続き関西混声合唱フェスティバルの曲を練習、今週は3曲全てが対象。
流浪の民は、ようやくだいぶ早口言葉のような歌詞が口をついて出るようになってきて、細かい発音やピアノとの連携などの修正を行った。
心象スケッチの2曲も、基本的な音楽の流れはある程度浸透してきた感があり、細かい部分の調整や難しいところの精度向上をするフェーズに入ってきた。
本番まで約2ヶ月、毎週練習があるわけでない団体には本当に短い期間、これから個人での予習復習が後で効果を発揮しそうな予感。
(by バス アセダック)