新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い活動模索が続いております。見学希望の方は事前にお問い合わせください。

2月2日(日)練習(報告あり)

2月2日(日)練習(報告あり)

スケジュール詳細


今日はドイツ語に慣れるため、シューマン の2声の曲からスタート!

So wahr die Sonne scheinet op.37-12(確かに太陽が輝いているように)
Wenn ich ein Vöglein wär op.43-1(もし僕が小鳥だったら)
Herbstlied op.43-2(秋の歌)
Schön Blümelein op.43-3(美しい小さな花)

 シューマンはずっとお父さんから結婚に反対されていて誹謗中傷に耐え、裁判で勝ち抜いてやっとクララと結婚。その喜びを1840年は歌の年といわれるくらい歌曲をいっぱい書いたそうです。しかも殆ど愛の歌ばかり。もう曲が次から次へと湧き上がってきたんでしょうね。この4曲もだぶんその頃に書かれたのかラブラブ感がいっぱいです。深読みするとちょっといやらしい歌詞もあるけどシューマンが愛を表現する為に詩を選んでつけたメロディや和声感を純粋に楽しめたらいいですね。

 「もし僕が小鳥だったら」は長調に転調してからいっぱい♯の臨時記号が出てきます。そこはとにかく幸せに。そして夢から覚めるとまた短調になり現実感に戻ります。歌い分けを気をつけたいです。

「秋の歌」はjaja、jajaという歌詞が高音で出てきますがこの発音とニュアンスが難しい。ドイツ語のjaはちょっと濁ってィヤに点々が付く感じです。

“灰や塵になってしまう”や“小鳥が鳴かなくなってしまった”の後に続くから切なさをこめて2回目のjaを少し強調するといいそうです。この曲、秋の寂しさを謳ってるのに冬がくるのが楽しみなんですって。なぜなら冬が来ないと春が来ないからだって。うーんすごい前向きー。

美しい小さな花は2節目の文章の終わりにいつも大事な言葉が出てきたりとか。ドイツ語の発語に少し慣れたと思ってもちゃんと歌詞の意味を理解しないとダメですね。歌の世界は深いわー。楽器と違って歌は歌詞があるというのが最大の強み。人間の声を使って歌詞をどう表現できるかが他にはない難しさですが一番の楽しみでもあります。ちょっとでも思ったように表現出来る様になりたいです。

 その後は関混フェスで歌う曲です。

Zigeunerleben(Schumann、op.29-3)
心象スケッチ 2.森 4.風がおもてで呼んでいる(髙田三郎)

 以前より随分口も回るようになってきましたが、ソプラノソロの箇所はどうしてもSchwartz を弱拍からの8分音符♪で言おうとしてガッついてしまいます。柔らかくしなやかに!出さないとダメですね。ブレスのタイミングも大事。

 あとホールの一番後ろの壁に言葉が届く=字幕を貼り付ける=ようにと言われました。最近はほんのちょっとですがホールの空間を意識して響きを借りて歌うということがわかるようになってきました。

 さぁ、関混フェス当日まであと少し、これまでの練習の成果を出し切れるよう頑張ります。興味ある方はぜひ聴きに来て下さい。

(by ソプラノ 脳活女子)

一緒に歌いませんか?

アンサンブル・ガウディウムは兵庫・大阪・京都などで活動する混声合唱団。ただいま団員募集中。腕に覚えのある合唱経験者、音大生、合唱を深く学びたい学生など大歓迎!一歩進んだ合唱を楽しんでみませんか?